2009年 05月 11日 ( 1 )

苗のしずく

日本雨蛙は、田植え後に鳴き始めるということを近ごろ知りました。

確かに代かき後は鳴かず、田植え後に鳴き始めました。見ることも聞くことも、意識してみると気がつくことがたくさんあります。

佐護では、遅米(ヒノヒカリ)の種まきが行われています。

私も、塩水選(比重1.13の塩水に種もみを入れ浮いたものを取り除く作業)や温湯消毒(種籾を60℃のお湯に10分間つけて冷水でさます作業)、浸種・催芽処理(種もみを10℃以上の水になるようにつけた後、32℃のぬるま湯につけて、積算温度100℃で芽を出すこと)、種まきを教わりました。

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種まき後、6日目の苗。きれいに立ち並んで発芽し、芽の先についたしずくが美しいです☆だいたい種まきして20日ぐらい経ったら田植えを迎えます。

ところで、なぜ苗を育てて田んぼに移植するのでしょうか。私は、このことをまったく考えたことがありませんでした。

田んぼに直接種もみをまけば、こんな手間のかかる作業は省けるのに?と思うこともありますが、これでは鳥に食べられてしまい、苗の並び方が整わず、作業に支障をきたしてしまいますね。

それだけではありません。田んぼには湿地性の雑草がたくさんありますので、種もみを直接まいてしまうと、同時にヒエやコナギなどの雑草がはえてしまい、稲の成長や収量が害されてしまいます。

苗を育てて、田んぼに移植するのは、雑草の成長に時間差をつけることで光不足にし、また、田んぼに水を湛えることで酸素不足にし、雑草の成長を抑えようという理由があるそうです。すごい技術だと思いませんか?
by sagoku_tsushima | 2009-05-11 23:59 | 佐護の農業

国境の島・対馬の最西北端に位置する対馬市上県町佐護区。佐護の魅力や佐護を盛り上げるための活動・イベント情報をお届けします。


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