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イベント予定

秋までの佐護区イベント予定をお知らせします。

7月26日・・・普通救命講習会

8月23日・・・佐護川クリーンアップ作戦

10月25日・・・佐護区区民体育大会

以上。この間、千俵蒔山草原再生の活動が入ってくるかもしれませんが、また改めてお知らせします。

8月23日の佐護川クリーンアップ作戦は、精霊流しの後片付けをかねてお盆後の23日としましたが、船の素材はできるだけ自然素材を利用し、発砲スチロールなどは使用しないようにご協力ください。できましたら、昔ながらのムギわら精霊船づくりをお孫さんたちに教えてあげませんか!!(私も教わりたいです)
by sagoku_tsushima | 2009-07-24 02:41 | 佐護のイベント

害虫と益虫

害虫は草食系。
益虫は肉食系。
田んぼの中では、食う食われるの生き物たちの攻防が繰り広げられています。
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お、稲の葉が食われて、筒になっている。この中には何かいるぞ!?
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稲ツト虫です。葉をつなぎ合わせて身を潜めています。天敵から身を守っているのですね。ですが、天敵の寄生蜂により大発生はしないそうです。
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これは、東南アジア・中国から飛んでくるコブノメイガの幼虫の巣。葉っぱを折り曲げてで身を隠し、その葉を食害します。窒素が多い稲につきやすいのだそうです。
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「虫見版」で見る害虫・背白ウンカの幼虫。いやー、少なくて安心。この虫見版で害虫の種類・数を調べることで、農薬防除が必要かどうかを見極めます。しかし、害虫だけを見ているだけでは「稲がやられちゃう、大丈夫かな。農薬まかなくていいのかな」と不安になってしまいます。田んぼには害虫だけでなく、それらを餌とする益虫もたくさんいます。益虫がたくさんいれば、彼らを頼りにすれば、どんどん害虫を食べてくれます。つまり、農薬に頼らなくてもいいってわけですね。
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優形足長クモ。稲の葉の間に蜘蛛の巣を張って害虫を捕らえようとしています。1日で最大4頭のウンカを捕まえるのだとか。
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変態・陸化したばかりの日本雨蛙。害虫をたくさん食べてくれるありがたい存在です。
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私が管理させていただいている田んぼ(完全無農薬)では、「中干し」で、残りのオタマちゃんや水中生物が干からびて死なないように、畦に沿って”避難プール”を設けました。

日々、田んぼの生き物を見ていると、何とも愛おしく守ってやりたいと思うようになります。農薬をまいてしまったら、逆に益虫も殺してしまい、害虫の「リサージェンス」(誘導異常発生)を引き起こしてしまいます。

まずは、益虫の力を信じて、農薬をまかない勇気を。「害虫がいる田んぼは変」ではなく、害虫も益虫もいて正常な田んぼなのです。益虫も害虫がいなければ生きてゆけません。
by sagoku_tsushima | 2009-07-23 02:44 | 佐護の農業
万一に備え、応急措置の知識・技術の習得に努めませんか?

佐護区では、海での事故、火災・災害に備え、心肺蘇生法、AED(心肺蘇生機)の取扱方法、異物除去法、止血法などについての救命講習会を下記の通り開催いたします。受講された方には、普通救命講習修了証が発行されます。受講希望の方は、佐護区事務局に24日までにご連絡ください。

【開催概要】
1. 開催日時  平成21年7月26日(日) 13:00より3時間程度
2. 開催場所  佐護住民センター2階会議室
3. 講習対象者 佐護区民
4. 主催 佐護区
5. 講師 対馬市消防本部
by sagoku_tsushima | 2009-07-21 00:51 | 佐護のイベント

糸島農業研修

7/16、佐護の農家有志、佐護農地・水・環境保全活動隊メンバー、対馬市上県地域活性化センター、対馬野生生物保護センター、愛植物設計事務所(コンサルタント)のスタッフ計8名で、宇根豊さん(佐護の環境配慮型農業へのチャレンジにアドバイスをいただいている方)の本拠地・福岡県糸島を訪ねました。

この日は、「環境稲作研究会」というグループの生き物調査日。この研究会では、「百姓の目で田んぼの生き物をどう評価するか」という課題に取り組むため、田んぼの豊かさや農薬使用の基準となる「指標生物」(カエルやクモ、トンボ、害虫)を月1回のペースで18カ所もの試験田で生き物調査をされています。

今回、その生き物調査に合わせて研修をさせていただいたわけですが、朝7時に集合し、お昼までみっちり田んぼの生き物調査をいっしょにさせていただきました。調査に参加されていたメンバーのほとんどは地元の農家さんやJAの職員さんで、「こんな毎月長時間、生き物調査して、よく飽きないな、続けられるな」と疑問に思ってしまいました。表情を見る限り、みなさん楽しそうで、後でお話をうかがったら、「田んぼの生き物を見ると安らぐね」と。

でも、生き物調査に取り組まれた最初の頃は、動機は「不純」だったそうで、いかに面倒な農薬散布の作業を省くか、農薬代を浮かせるかという考え方があったそうです。しかし、生き物調査をする中で、いつの間にか、生き物を愛しむ心が芽生えてきたと言います。「人間は、多くの生き物とともに暮らしてきて、本能的に生き物が好きなんだ」ともおっしゃっていました。

糸島の農家のみなさんは、しっかりとご自分の田んぼを調査して観察することで、完全無農薬で稲作に取り組まれてます。約2000町のうち400町ほどでが無農薬で、佐護平野は約80町ですから、すごい広さですね。

しかも、その取り組みは最近のことではなく20年も前からで、はじめの頃は農薬を使わないことで害虫にやられてしまうのではないかという恐怖心や、「農薬を使わなかったら、自分の田んぼに害虫がくるし、周りの農家に迷惑をかけてしまう」という親世代との戦いがあったそうです。

「最初の1歩は勇気がいった。まずは1枚の無農薬の試験田を設けてみて、害虫に食われてみようという気持ちが大事」「やってみせれば親も周りも納得する」「それぞれの田んぼに見合った稲作を研究し、お米に物語を持たせれば、いくらでも売れる」というアドバイスをいただきました。

糸島の農家さんは、米だけでなく、キャベツやムギ、小麦の栽培、市民農園、直売、酒米・赤米づくりなど、様々なことにチャレンジされていて、農業に誇りと楽しみをもたれていました。参加した対馬側のメンバーは大きな刺激を受けた様子でした。
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田んぼの生き物調査の本家本元の様子。写真真ん中手前は宇根豊さん。「虫見版」という道具を使いながら、苗にいる害虫や益虫、ただの虫を調べる。その調査のスピードに圧倒されてしまいました。みなさん慣れたもので、地元の学校に出張して、子供たちに指導しているそうです。いやー、ナチュラリストの農家って、かっこいいな。
by sagoku_tsushima | 2009-07-18 03:51 | 佐護の農業

アジサイ剪定作業

今日は、午前中に育成会主催の湊浜清掃作業が、午後からは佐護区主催のアジサイ剪定作業がありました。強風の中、浜掃除には50名、剪定作業には35名ほどの区民のみなさんが駆けつけました。
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アジサイ剪定作業の様子。こうした地道な作業によって、アジサイロードの美しい風景が少しずつ創られているわけですね。

剪定作業には、特に友谷集落のみなさんが多く参加されていました。友谷では、集落内の沿道をアジサイの花でいっぱいにする運動を始めたそうです。中には「○○さん家のアジサイには負けられん」というようは張り合いもあるようです。その時私は、集落や家同士の対抗意識もまた、統一感のある美しい村落風景を創り上げる要素の1つなのだなと思いました。どんどんいい方向に競い合って下さい!

剪定作業中、アジサイの茂みの中に蜂の巣があり、まぶたを刺されてしまいました。ただいま目が腫れております。他にも何人か作業中に蜂に刺されたそうですが、特に痛そうでも腫れてもおらず、島のおっちゃん・おばちゃんたちのたくましさに触れました。「俺なんて山仕事中に3箇所も刺されたぞい。そん時は、まぶたが腫れてのう」と聞かされながら、重いまぶたでアジサイの剪定作業をした1日でした。
by sagoku_tsushima | 2009-07-13 01:28 | 佐護の自然

薄羽黄トンボ

このところ、内地(本土)に行ったり対馬に帰ったりという生活が続いておりました。数日ぶりに対馬に帰ってくるだけでも、季節の移り変わりが目につき、対馬はすっかり夏になったものだと思います。農道脇の合歓木のピンクとヤブカンゾウのオレンジ、そして田んぼのグリーンのコントラストが何とも美しい季節です。
都会では暑さや花火といったわずかな季節感はありますが、多様で人間本来の季節感を十分に味わえる島暮らしは本当に魅力的だと思います。
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佐護椋梨の農道に咲くヤブカンゾウ
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佐護の田んぼは、田植えが終わって45日ほどになり、苗はしっかりと分げつし、中干しの季節を迎えています。日に日に大きくなる苗の上には、多くの赤トンボ(薄羽黄トンボ)が飛んでいます。
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薄羽黄トンボ。このトンボは東南アジアから毎年田植え時期に飛んできて、田んぼで産卵するのだそうです。ちょうどこの時期、7月中下旬になると羽化がはじまるので、飛来してきたものも含めて多くの薄羽黄トンボを見ることができるわけですね。

このトンボのほとんどは田んぼで生まれ育っているそうで、日本の百姓仕事にあわせて飛んできていることになります。2世代目は東に移動し、越冬できずに死亡するとか。ごく身近な生きものにもすごい感動があります。
by sagoku_tsushima | 2009-07-10 01:34 | 佐護の農業

大水

「梅雨の終り、ガゼ(バフンウニ)捕りの頃は大水が出る」。

佐護のみなさんには、そんな季節感があるようです。

ここ3年ほど大水はなかったので、「そろそろ出るな」と佐護のみなさんはおっしゃっていました。

そういう話をしている中、昨日はものすごい雨が降り、午前5時頃に佐護川が氾濫しました。佐護深山の国道との三叉路、仁田ノ内の駐在所前の国道、佐護小中学校近くの市道などが冠水。濁流で仁田ノ内・大江と恵古を結ぶ「つうがくばし」が折れました。
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7月8日午前7時頃の佐護深山
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濁流で折れた「つうがくばし」

水が引いた後、濁流で流れてきた土砂や木枝の掃除を、ずぶぬれになりながら消防団の先輩方と行いました。「今年は、学校が浸からなくて、掃除しなくてすんだ」と口ずさみながら、手際よく後片付けをする姿には、長く自然災害と付き合ってきた関係性の深さを感じました。
by sagoku_tsushima | 2009-07-09 03:23 | 佐護の自然

国境の島・対馬の最西北端に位置する対馬市上県町佐護区。佐護の魅力や佐護を盛り上げるための活動・イベント情報をお届けします。


by sagoku_tsushima