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味噌つき

昼休み、「味噌づくりしてるから、来てみんね」と電話がありました。早速、カメラを持って駆けつけると、「唐臼」(からうす)で味噌をついています。対馬に来てから初めて唐臼を実用しているところを見せてもらいました。
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足踏み式の杵(きね)で、臼に入れられた大豆、米麹、味噌あめ、塩をつきます。私も踏ませてもらいましたが、普段使わない筋肉を使ったのでけっこういい運動になりました。味噌を作る家族の構成メンバーの誕生月には味噌づくりはしないそうです。味噌が腐るのだそうです。私は今月誕生日を迎えましたが、大丈夫でしょう。
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自家製の大豆
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自家製の麦麹
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味噌あめ。大豆の煮汁
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十分に唐臼でついたあと、かめに入れて発酵させます。おばあちゃんの技を見ていると、味噌をかめに敷き詰めて、かめの内側にカビがはえないように塩を塗りつけていました。この味噌は、1年前に仕込んだ味噌で、成熟して赤味噌になっています。

日本人の食生活に欠かせない味噌。はじめて作り方を教わりました。<食>の大事さ、ありがたさ、本当の旨みを知るにはまず、その過程を知ることからですね。大変よい勉強になりました。仁田ノ内のU山家のみなさん、ありがとうございました。
by sagoku_tsushima | 2009-06-21 02:03

佐護川を漕ぐ

日が暮れ、夜8時頃になると佐護川では無数のゲンジボタルが舞っています。

一度、陸からではなく、川面から蛍狩りしてみたいと思って、折りたたみ式のリバーカヤックを持って佐護川を漕いできました。
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佐護川を漕ぐ。川の水がところどころ切れているため、流れはほとんどありません。
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カヤックを組み立てている最中に、佐護の人たちが寄ってきては「あそこの淵は深くて河童が出るぞ。火の玉も出るぞ」とさんざんビビらされました。ここが、佐護川最深の淵「ごうがぶち」。言われたことを気にしてか、少しぞっとしました。よく見ると、大きなアユがたくさん泳いでいます。デカい鯉も3匹いました(大水が出たときに、民家の池から逃げ出して生き延びているのだそうです)。浅いところには、クサガメもいました。
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ゲンジボタルの乱舞。カヤックの上からは上手く撮影できずご勘弁を。流れの無い水面にホタルの発光が反射し、幻想的な世界でした。

1時間ほどカヤックの上から蛍狩りをし、帰りは真っ暗。竹薮からはゴソゴソと獣の音が。「がっぱ」には出会えませんでしたが、スリル溢れるカヤッキングでした。
by sagoku_tsushima | 2009-06-19 00:05 | 佐護の自然

あじさい祭終わる

あっという間に終わってしまいました。

今年は、新たなプログラムの追加(ヒラスつかみ取り、シーカヤック体験、似顔絵、ストラックアウト等)や広報効果もあってか、来場者は例年と比べて数多く、大盛況でした。

支援・協力くださった佐護区民、出演者・出店者、対馬市、対馬北警察署、海上保安庁、上対馬商工会・対馬観光物産協会、対馬野生生物保護センター、対馬動物医療センターのみなさん、そして実行委員会のみなさん、本当にお疲れ様でした。
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中でもやはりヒラスのつかみ取りはすごい人数と熱気でした。子供たちが悪戦苦闘しながらヒラスをつかまえる姿は、見ていて大変楽しい光景でした。
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パラグライディング対馬大会には、大分県や兵庫県、長崎市、大村市、諫早市、韓国、地元からの選手35名が参加し、13、14日の2日間、無事にフライトを終えました。1日目はやや風が弱かったのか、地元佐護友谷在住の選手T.F氏はターゲット(着地点)に届かず、海にダイブ。常にネタを作ってくれる頼もしいお方です。

※あじさい祭とパラグライディング対馬大会の様子は、長崎新聞社HPの動画ニュースで配信されています。是非ご覧を!
by sagoku_tsushima | 2009-06-16 01:45 | 佐護のイベント

アカウミガメ

やまねこセンターの職員が井口浜を歩いているので、何か海鳥の死体でも取りに行っているのか思い、その歩く先を見てみるとウミガメの死骸が打ち上げられていました。アカウミガメでした。だいぶ腐敗しており、この数日の時化でストランディングしたのでしょう。やまねこセンターでは死体を持ち帰り、胃内容物の分析を試みるとのことで、死因が何であったのか気になるところです(※6月12日の長崎新聞に漂着ゴミの誤食による影響を懸念する記事が掲載されています)。

井口浜から沖を眺めると、今日も2.5mの波で強風。よく時化ていました。この悪天候の中を、明後日に行われるあじさい祭の「ヒラスつかみ取り」の準備のために、5名の佐護の青年たちが「幸丸」(船長:Y.U君)に乗り込みヒラス釣りをしていました。

明日、明後日はあじさい祭。いよいよ本番です。明日、風が取れて無事にパラグライディングできることを祈りましょう。
by sagoku_tsushima | 2009-06-12 23:41 | 佐護の自然

紫陽花は見ごろ

あじさい祭1週間前となり、本日(7日)、湊浜にて漂着ゴミの清掃作業が行われました。区民ボランティア約60名の参加があり、2時間程度で終了。あじさい祭実行委員長の平山美登さんは「やっぱり、佐護の団結力はすごいな」と再度感激していました。
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ゴミ拾いの様子。湊浜は、パラグライディング対馬大会のランディングポイントになります(風向きや風力によっては、井口浜やサリエになることもあり。ご注意を)。今年は、シーカヤック体験も行われます(参加料500円。着替え持参)
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紫陽花は見ごろを迎えています。あじさい祭の時は満開になりそうです
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”女房神”(神御魂神社)と紫陽花と田んぼとハナショウブ。この時期、私が佐護の中でも特に好きな風景です
by sagoku_tsushima | 2009-06-08 00:34 | 佐護のイベント

まんさん

乾いた佐護平野がいっきに潤い、生きものたちの姿で賑やかになりました。夕暮れ時、田んぼを見下ろす高台には集落の人たちが田んぼを見ながら雑談をする光景を目にします。人も生きものも田んぼの風景に安らぎや和みを感じるのでしょうね。

佐護では田植えがほぼ終わり、昨晩、はじめて「田植えまんさん」に呼ばれました(感激)。

まんさんとは、何かの節目に行う慰労会のようなもので、田植え、稲刈り、消防の夜警などの後に行われます。

田植えまんさんは、一般的に言う「さなぶり」と同義語になります。さなぶりとは、田の神様と手伝ってくれた人々への感謝の宴です。しかし今日では、機械化農業が進み、さなぶりを行う農家は少なくなったようです。佐護も例にもれず、さなぶりはほとんど行われていません。

豊作を願い、田植までの労をねぎらいながらの酒は格別でした。また、すごいご馳走で味も最高でした。笑い話は途切れることなく、笑いすぎて涙を流したりお腹が痛くなるほど賑やかでした。1つの重要なハレとコミュニケーションの場だということがよく分かり、貴重な体験をさせていただきました。
by sagoku_tsushima | 2009-06-06 23:58 | 佐護の農業
5/26の長崎新聞で紹介されていましたが、佐護の農業有志者と対馬野生生物保護センター、上県地域活性化センター等から成る「佐護の米づくり勉強会」では、試験田を設置し、生き物調査を通じて、田んぼの生態系の仕組みや環境配慮型農法について研究しています。

活動の一環として、6/3,4の2日間、NPO法人農と自然の研究所・宇根豊氏をお招きして、生き物調査のノウハウやねらいについてのレクチャーが行われました。

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宇根氏より、田んぼの生き物調査のレクチャーを受けた後、田んぼ1枚あたり20分を基本に、計5枚の試験田と比較対照田の生き物調査を行いました。

薄羽黄トンボ(成虫・幼虫)、菊月子守クモ、芥子肩広トンボ、赤胸クモ、優形足長クモ、日本雨カエル、対馬赤カエル、丸タニシ、タイコウチ、ミジンコ、チビゲンゴロウ、灰色ゲンゴロウ、豆ゲンゴロウ、姫アメンボ、ユスリ蚊(成虫・幼虫)、平巻ミズマイマイ、飛びムシ、小頭水虫、姫モノアラガイ、水虫、血吸ビル、馬ヒル、稲水象虫、ダイ螟虫、二帯小夜ガ、等が記録されました。

農家有志でも、田んぼの中に入ってじっくり生き物を観察することははじめてだったそうです。農家側からしてみれば、生き物調査をやって何のためになるのかという疑問があったようですが、調査を通じて、「田んぼの見方が変わった」「田んぼの生き物を見る習慣がなかった。害虫はあっても益虫という考えがなかった」「田んぼによって生き物が違うことが分かった」という感想を聞くことができました。

自分が作った田んぼにそれだけ多くの生き物がいることを知れば、誰しもを誇りに思うのでしょうね。その誇りが新たなチャレンジや地域づくりにつながることを祈っています。
by sagoku_tsushima | 2009-06-05 00:18 | 佐護の農業

国境の島・対馬の最西北端に位置する対馬市上県町佐護区。佐護の魅力や佐護を盛り上げるための活動・イベント情報をお届けします。


by sagoku_tsushima