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佐護恵古在住の佐護康男さんという方が、1970年代の佐護の風景写真を持って見えられました。千俵蒔山や湊浜、恵古の中心街など貴重な写真が数多くあり、早速お借りして電子化しました。また、当時の佐護青年団の活動風景写真もあり、当時の思い出話を聞くことができました。

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1973年(昭和48)11月3日、千俵蒔山からのぞむ湊浜(佐護康男氏提供)。美しい砂浜であったことがよく分かります。当時はハマグリがよくとれ、また、毎年のようにウミガメが産卵のために上陸したそうです。

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2009年5月24日、同じアングルからのぞむ湊浜。現在は、湊浜シーランドステージという施設が整備され、砂浜もごく一部だけ残されています。今では、ハマグリもウミガメの上陸も見られなくなりました。ウミガメの上陸を阻害している要因として、街灯や漂着ごみ、砂浜の幅の狭さなどが指摘されています。ウミガメの卵が海水に触れると孵化しなくなるそうで、砂浜の奥行きが特に重要のようです。とりわけ佐護では神聖な生き物であったウミガメ(棹崎付近のウミガメはとってはいけない、混獲した場合は酒をあげて海に帰す等)を呼び戻す術はないのでしょうか。
by sagoku_tsushima | 2009-05-28 02:08 | 佐護の自然

田植え

今日、佐護小学校の「田んぼの楽校」で、田植え体験がありました。約2畝(2アール)の田んぼに育てた苗を、1時間かけて丁寧に手植えしました。

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田植え体験の様子

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「田植えのころはよくビワがなっていたもんだ」と佐護のお年よりの方はいいます。私には全くない季節感でしたが、私も田植えを通じて、そのことを実感しました。手前の田んぼは、今年私が田植えをさせていただいた田んぼです。

そういえば、今日、佐護の田んぼに「ソデグロヅル」が飛来していたそうです。K口氏いわく、最初は「コウノトリ」かと思ったが、ソデグロヅルでどちらにしても驚いたとのこと。まれな珍重。すごいことです。豊岡のコウノトリも飛んできてほしいものです。
by sagoku_tsushima | 2009-05-27 01:15 | 佐護の農業

泥んこ学習

佐護小学校で「田んぼの楽校」がありました。これは、種まきや田植えから、生き物調査、稲刈り、稲架、収穫祭に至る一連の稲作学習を通じて、田んぼや食のめぐみを学び、地域の方々との交流を深めるという趣旨のもの。今年度で2年目となります。

今日の講義は「泥んこになって遊ぶ」。やまねこがにらんだ(だるまさんが転んだ)、やまねこネズミとりゲーム(おにごっこ)、ソリを使ったリレーなどなど。子供たちははしゃいで全身泥だらけになっていました。畦の木陰で子供たちが遊ぶ姿を見ながら、にっこりと笑う田主のおばーちゃんの笑顔も印象的でした。

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子供たちは、田んぼから立ち上がると「寒~い」と口をそろえていっていました。田んぼの水の温かさは、稲の成長や田んぼの生き物たちの繁殖にとってとても重要な要素。それを子供たちが肌で感じるだけでも、教育的な意義はあると思います。

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こちらは、K2青年部長と、やまねこセンターのO谷君とS山さん。子供たちに負けじと、お互いに投げ合って泥んこになっていました。
by sagoku_tsushima | 2009-05-23 00:13 | 佐護のイベント

天道山より

先ほど、千俵蒔山草原再生プロジェクトのパンフを読まれた佐護の方が、わざわざ私の自宅に見えられ、感想を述べられていきました。「私は年で作業には参加できないけど、いい取り組みをしていることに対して感謝の気持ちだけは直接伝えたい」と。とてもうれしくなりました。

話は変わりますが、宮本常一(2009)『私の日本地図15 壱岐・対馬紀行』未来社(※原書は1976年に発行)という本を読みました。その紀行文には、佐護のことがよく記されています。貴重な古写真も掲載されています。

宮本常一がとらえた佐護の風景を見たいと思い、まずは湊の天道山に登り、全く同じアングルから写真を撮りました。眺めは大変すばらしく、湊の様子が一目でよく分かりました。奥には、霊峰・御岳も見えます。

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天道山から湊をのぞむ
by sagoku_tsushima | 2009-05-20 12:31 | 佐護の自然

出だしはめでたい!

4月29日、あじさい祭の「ヒラスつかみどり」に向け、いけすづくりをしました。

その後、いけすには何も回遊しない日が続きましたが(というか、釣りにいっていない)、な、何と今日弟1号ヒラスを釣り上げたという報告が入ってきました。釣り上げた猛者は、仁田ノ内在住の若手漁師・U山Y太くん。さすが、生粋の漁師です。

今、いけすにはヒラスが優雅に泳ぎ、あじさい祭を待ちわびているようです。

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しかし、弟1番目に釣れたのは5キロのタイだったそうで(釣り上げたのは、湊在住の若手行政マン・K宮K司くん。いろんなものを釣り上げたことのある彼はつわものです)、何と縁起がいいではありませんか。これで、30本のヒラスなんて楽勝でしょうね。
by sagoku_tsushima | 2009-05-16 16:27 | 佐護のイベント

パンフ配布中

野焼き後の千俵蒔山は、緑の絨毯がしかれたように草がはえ、柔らかくて和やかでさわやかな季節を迎えています。山頂ではコウライキジの鳴き声やドラミングをよく耳にするようになりました。

一方、草原を再生させるために伐採した広葉樹の根元から萌芽が出たり、イバラなどの低木類が繁茂している姿が目立ち、「きれいな草原の再生までには時間がかかるな~」とため息。区長は、イバラを刈って草原の上でBBQ大会しよう!といっていますが、是非実現させましょう。

千俵蒔山関連でお知らせですが、千俵蒔山の魅力(自然・歴史)や佐護の人たちと草原とのかかわり、千俵蒔山の変遷、そして、草原再生プロジェクトの意義を紹介したパンフレットを作成し、現在配布中です!パンフレットには、貴重な千俵蒔山の古写真を数多く掲載しており、一見の価値はあると思っています。

ご入用の方は、以下の宛先に、返信用の封筒と切手(140円)を同封してお送りいただければ、パンフレットを返送します。

〒817-1603 長崎県対馬市上県町佐護東里 佐護区事務局 前田剛 行

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千俵蒔山の魅力や草原再生プロジェクトを紹介したパンフレット。作成にあたっては、(財)自治総合センター、全労済、松園尚己記念財団からの助成をいただきました。
by sagoku_tsushima | 2009-05-15 01:19 | 千俵蒔山草原再生プロジェクト

総会

今晩、平成21年度佐護区定期総会が、佐護住民センターで開催されました。

総会では、昨年度の活動・収支会計の報告、新役員、今年度の活動・予算案についての承認が行われました。

区の役員は、区長、副区長、事務局長、体育委員長、青年部長、会計、7つの集落の区長等で構成されます。各集落の区長は1年任期ですので新たな顔ぶれとなりましたが、他の役員については留任です。ただし、副区長を2名体制とし、新たにK.S.氏を迎えました。新役員のみなさん、よろしくお願いします。

今年度は、8月に佐護川のクリーンアップ作戦、10月に区民体育大会、3月に野焼き、などの活動を予定。これらを通じて、区民同士の交流や地域振興につながるよう取り組みますので、区民のみなさん、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。

こういう対馬の会合に関わるたびに、民俗学者・宮本常一氏の『忘れられた日本人』の冒頭で紹介されていた伊奈の合議システムと比べてしまいます(昔と今ではどう変化しているのか等等)。今晩は、シャンシャンと終わらず、出席した方々はよく発言し、議論されていました(私はただ司会進行するだけ)。十分に発言・議論し、納得してみな協力するというのは、今も昔も変わらず、対馬に人たちには身体化されていることなのかもしれませんね。
by sagoku_tsushima | 2009-05-14 00:35

高麗鶯

対馬の若手動物写真家・K口氏が、佐護でコウライウグイス(高麗鶯)をとらえました。対馬でも鳴き声や羽ではその存在は以前から確認されていたのですが、生写真でその姿をとらえたのはK口氏だけではないでしょうか。5時間もねばって一瞬の羽ばたきを逃さず撮影されたとのことですので、類まれな忍耐力と敏腕の持ち主ですね。

参照―コウライウグイスの写真 http://twcc.cool.ne.jp/bird/joyful/img/4097.jpg

5月4日の長崎新聞「島に生きる」で、K口氏の生きざまが紹介されました。最後に、「対馬の野鳥図鑑や野生生物のフィールドガイドを作りたい」とありました。佐護で多く撮影されているので、実現に向けて是非みんなで応援したいものです。

また、文一総合出版社が発行するバードウォッチング総合マガジン『Birder』最新号(2009年5月号)の「ホオジロ類の渡りのメッカ 対馬へ行こう!」という記事でK口さんの写真が数多く掲載されていますし、佐護での野鳥観察マップも記載されています。
by sagoku_tsushima | 2009-05-13 00:07 | 佐護の自然

苗のしずく

日本雨蛙は、田植え後に鳴き始めるということを近ごろ知りました。

確かに代かき後は鳴かず、田植え後に鳴き始めました。見ることも聞くことも、意識してみると気がつくことがたくさんあります。

佐護では、遅米(ヒノヒカリ)の種まきが行われています。

私も、塩水選(比重1.13の塩水に種もみを入れ浮いたものを取り除く作業)や温湯消毒(種籾を60℃のお湯に10分間つけて冷水でさます作業)、浸種・催芽処理(種もみを10℃以上の水になるようにつけた後、32℃のぬるま湯につけて、積算温度100℃で芽を出すこと)、種まきを教わりました。

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種まき後、6日目の苗。きれいに立ち並んで発芽し、芽の先についたしずくが美しいです☆だいたい種まきして20日ぐらい経ったら田植えを迎えます。

ところで、なぜ苗を育てて田んぼに移植するのでしょうか。私は、このことをまったく考えたことがありませんでした。

田んぼに直接種もみをまけば、こんな手間のかかる作業は省けるのに?と思うこともありますが、これでは鳥に食べられてしまい、苗の並び方が整わず、作業に支障をきたしてしまいますね。

それだけではありません。田んぼには湿地性の雑草がたくさんありますので、種もみを直接まいてしまうと、同時にヒエやコナギなどの雑草がはえてしまい、稲の成長や収量が害されてしまいます。

苗を育てて、田んぼに移植するのは、雑草の成長に時間差をつけることで光不足にし、また、田んぼに水を湛えることで酸素不足にし、雑草の成長を抑えようという理由があるそうです。すごい技術だと思いませんか?
by sagoku_tsushima | 2009-05-11 23:59 | 佐護の農業

「せんさん」より

本日、「せんさん」と地元では呼ばれ親しまれている佐護白嶽に登ってきました。

山頂からの眺めは最高☆ 上佐護と下佐護のさかいにある山ですので、佐護の地理が一目で分かります。

せんさんの西麓には、箱式石棺の群集跡である白嶽遺跡があります。石棺と分かるものが1つありました。発見当時は、多くの銅器が出土したそうです。

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せんさんから下佐護を望む
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せんさんから上佐護を望む
by sagoku_tsushima | 2009-05-10 19:55 | 佐護の自然

国境の島・対馬の最西北端に位置する対馬市上県町佐護区。佐護の魅力や佐護を盛り上げるための活動・イベント情報をお届けします。


by sagoku_tsushima