害虫と益虫

害虫は草食系。
益虫は肉食系。
田んぼの中では、食う食われるの生き物たちの攻防が繰り広げられています。
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お、稲の葉が食われて、筒になっている。この中には何かいるぞ!?
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稲ツト虫です。葉をつなぎ合わせて身を潜めています。天敵から身を守っているのですね。ですが、天敵の寄生蜂により大発生はしないそうです。
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これは、東南アジア・中国から飛んでくるコブノメイガの幼虫の巣。葉っぱを折り曲げてで身を隠し、その葉を食害します。窒素が多い稲につきやすいのだそうです。
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「虫見版」で見る害虫・背白ウンカの幼虫。いやー、少なくて安心。この虫見版で害虫の種類・数を調べることで、農薬防除が必要かどうかを見極めます。しかし、害虫だけを見ているだけでは「稲がやられちゃう、大丈夫かな。農薬まかなくていいのかな」と不安になってしまいます。田んぼには害虫だけでなく、それらを餌とする益虫もたくさんいます。益虫がたくさんいれば、彼らを頼りにすれば、どんどん害虫を食べてくれます。つまり、農薬に頼らなくてもいいってわけですね。
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優形足長クモ。稲の葉の間に蜘蛛の巣を張って害虫を捕らえようとしています。1日で最大4頭のウンカを捕まえるのだとか。
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変態・陸化したばかりの日本雨蛙。害虫をたくさん食べてくれるありがたい存在です。
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私が管理させていただいている田んぼ(完全無農薬)では、「中干し」で、残りのオタマちゃんや水中生物が干からびて死なないように、畦に沿って”避難プール”を設けました。

日々、田んぼの生き物を見ていると、何とも愛おしく守ってやりたいと思うようになります。農薬をまいてしまったら、逆に益虫も殺してしまい、害虫の「リサージェンス」(誘導異常発生)を引き起こしてしまいます。

まずは、益虫の力を信じて、農薬をまかない勇気を。「害虫がいる田んぼは変」ではなく、害虫も益虫もいて正常な田んぼなのです。益虫も害虫がいなければ生きてゆけません。
by sagoku_tsushima | 2009-07-23 02:44 | 佐護の農業

国境の島・対馬の最西北端に位置する対馬市上県町佐護区。佐護の魅力や佐護を盛り上げるための活動・イベント情報をお届けします。


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